「自分たちがどう在りたいか、どう在るべきか、考え抜いた末にたどり着いた結論は、思考し続ける存在(Think)となることでした。ダーウィンは進化論の中で「もっとも強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるものでもない。唯一生き残ることができるのは変化できる者である」と示しています。変化できる者になるには、考え、創造し続けるしかないと私たちは考えます。
そして、祖業の地である九州への想いを込め“Q” としました。“Q” は「輪」を想起させ、グループ調和・連環の象徴でもあります。思考においては、統合・革新・洞察・想像・俯瞰する力を大切にしています。それらの英訳語の頭文字から“I” を加えました。“I” には敬天愛人の「愛」、そして自分自身を示す「I」が含まれます。この二つは、思考の土台として欠かせないものと考えています。
1962 年、福岡に生まれ、福岡で育ちました。社会や多くの人々との関わり合いの中で、人を創りたい、皆が活躍出来る場や集う磁場(エコシステム)を創りたい、そして社会にお返ししたい、そのように強く思うようになってまいりました。
「私に出来ることは何なのか」を自問し、微力でも先ずは出来ることをひとつずつ始めよう、足りないリソース(人・モノ・お金・情報・技術)を連携や様々な方から学び組み合わせていこう(今でいうオープンイノベーション)、そういう思いから起業しました。
青少年期は苦難の連続でした。
両親が早世し祖母に育てられ、小中学生時代は新聞配達やサッカー、生徒会長と、皆に心配かけまいと文武両道に励んでいました。しかし、生活保護を受ける中でどれも思うようにはならず、ようやく県の返済不要奨学金を得て、学費や寮費免除などの理由から国立高専へ進学しましたが、数々の理不尽に自暴自棄となり、アルバイトに明け暮れ、世の中を斜に構えて人生に迷いました。
悩みの中で両親のルーツを訪ね歩き、魂は人の心に残るのだということを知りました。そして、「生」とは自分らしく誰かと比べるものでもなく、有限の人生を一生懸命に生きることだと悟り、生きた軌跡を残して人生を全うしたい、二十歳の頃にそう強く思うようになりました。
またその頃、松下幸之助さんの著書「道をひらく」から「素直に生きる」(「順境は自惚れを生み、逆境は卑屈を生む、その境涯を素直に生きるが良い」)や、京セラの創業者である稲盛和夫さんの「人生の方程式」(人生・仕事の結果 = 考え方× 熱意 × 能力)に出会い、魂が震えました。 「全ては、出来ないのではなく、やらない言い訳だった。言い訳をしない、出来る方法を考えよう」このような青少年期の苦難が逞しくしてくれました。
これが私の原点です。
そろそろ次世代を創り、バトンを渡していかねばなりません。
私は、幼少からの人の温もりや国・県の支援に大変感謝しています。ですから、人を創りたい、感謝とお返しで人生を終えたい、そう思っています。
まだまだ力不足ですが、出来る準備が整った(備わった)から何かを始めるのではなく、いま出来る方法を考えます。
自分や会社の全てにリソースが不足しています。だからこそオープンイノベーションが一般的になる前から、企動力®(人を結び,技術を磨き,ビジネスを創る)として掲げ行動してきました。出来ない理由は自分の心の中にあります。だから、出来る方法を考え続けていきます。
そして「志高く」高い成長への熱い思いがある方を応援したい、それが私の念( おも) いです。
これから多くの社長やリーダーを創り、そして彼らを中心に技術を磨き、ビジネスを創ることを通じて、地域社会および雇用への貢献を果たしてまいります。
天命を感じ、志事を通じて社会に貢献し、
人を創ることで感動ある人生を歩む
心を高める、人生・経営を伸ばす
謙虚にして驕らずさらに努力を
吾唯足知
凛として生きる
国立久留米工業高等専門学校 | 金属工学科 高校課程修了 |
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山口大学大学院 | 技術経営研究科(MOT)修了 |
山口大学大学院 | 理工学研究科システム設計工学系専攻 (博士課程)修了 |
博士(学術/ Ph.D) |
日本タングステン(株)でセラミック技術者として勤務、その後に商社で事業を学び、1991年、29歳の時に福岡にて(株)ピーエムティーを起業。
「企動力®」をコアコンピタンスとして掲げ、企業や大学、公設試、国の研究機関などとのアライアンスを企図しながら製品設計、製品開発、研究開発に取り組む。設立当初は半導体製造装置のメンテナンスに注力、その後リードフレーム等の金型部品へ参入し、半導体工場内の改善提案や生産技術的見地での企画提案を重ねる。
更に、精密金型やセラミック治工具で培った技術を基盤に、対象物をナノ単位で位置決めする「超精密軸制御技術」を確立。同技術を核に半導体製造装置部品、卓上微細加工機、レーザー加工機、三次元測定装置、精密プレス加工機等の設計・開発を手がける。
また、これまで培った技術をコアコンピタンスとし、ロボットシステムやライフサイエンス分野へと事業領域をSHINKA(新進深化)させている。幾多の外部要因での変革を強いられる中で、KKD(経験・勘・度胸)の経営や仕事に限界を感じ、技術経営に活路を見出す。技術経営の論理性とKKD との両軸経営によって、イノベーションさえもマネジメントすることへの挑戦を続けている。
由紀ホールディングス(株) | 取締役会長 |
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(株)ピーエムティー | 代表取締役社長 |
(株)エヌテック | 代表取締役会長 |
タキカワエンジニアリング(株) | 代表取締役会長 |
(株)ケイ・エス・ケイ | 代表取締役会長 |
シルックス(株) | 代表取締役会長 |
(株)オクトフォースマネジメント | 社外取締役 |
(株)中村超硬 | 社外取締役 |
九州半導体エレクトロニクスイノベーション協議会 | 副会長および企画運営委員長 |
(一財)九州オープンイノベーションセンター | 理事 |
(国研)産業技術総合研究所九州センター | アドバイザリーボード委員 |
九州・大学発ベンチャー振興会議 | 委員 |
技術経営(MOT)大学協議会 | コアカリキュラム産業委員 |
福岡県スマートロボット・システム産業振興会議 | 委員 |
福岡県工業技術センタークラブ | 理事 |
福岡県企業振興会協同組合 | 理事 |
フィロソフィー経営実践塾(旧盛和塾福岡) | 代表世話人・発起人 |
東京大学 | 工学部産業機械工学科卒業 |
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東京大学大学院 | 工学系研究科産業機械工学専攻修了 |
ベンチャー企業のインクス(現SOLIZE)に入社し、「世界最速の金型工場」の設立に関わる。 2006年、父が経営する由紀精密に常務として入社、2013年社長。研究開発型町工場として航空宇宙業界へ進出し、JIS Q 9100の取得、経済産業省IT 経営力大賞受賞など、高付加価値なものづくりに特化した経営戦略に力を入れる。人工衛星の設計製造、欧州進出、宇宙のゴミ問題解決まで果敢に挑戦する。
2017年に中小製造業へのイノベーション投資による技術承継を目指しグループ持株会社の由紀ホールディングスを設立し現職。2020年4月一般社団法人ファクトリーサイエンティスト協会 代表理事就任。
由紀ホールディングス(株) | 代表取締役社長 |
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明興双葉(株) | 代表取締役 |
(株)仙北谷 | 取締役 |
国産合金(株) | 代表取締役 |
(株)由紀精密 | 代表取締役 |
Yuki Precision SAS | 取締役 |
ファクトリーサイエンティスト協会 | 代表理事 |
慶應義塾大学 | 理工学部電子工学科 卒業 |
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山口大学大学院 | 技術経営研究科(MOT)修了 |
慶應義塾大学大学院 | システムデザイン・マネジメント研究科後期博士課程 在学中 |
国際公認投資アナリスト(CIIA)、中小企業診断士 |
(株)三井住友銀行に入行後、神戸法人営業第二部に所属し、法人金融業務に従事。
その後、国内最大手のIR・SR コンサルティングファームである(株)アイ・アール ジャパン(現:(株)アイ・アール ジャパンホールディングス)に入社。
経営企画室長として株式上場、日本初のコミットメント型ライツオファリングを実施、約40 年ぶりとなる証券代行業界への参入を果たすなど金融界におけるイノベーションに関与。
IR・SR コンサルティング事業部統括として敵対的買収防衛・プロキシーファイト等のプロキシーアドバイザリー業務やM&A アドバイザリー業務、取締役会評価を起点としたコーポレートガバナンスコンサルティングを主導する。
2016 年11 月より(株)ピーエムティーに参画し、人事評価制度や組織の再構築、匠・高度技術の承継M&A やスタートアップ企業との業務・資本提携を形式知化し、企画実行している。2020年5月当社設立し、現職。
由紀ホールディングス(株) | 取締役CFO |
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(株)ピーエムティー | 監査役 |
(株)ケイ・エス・ケイ | 取締役 |
シルックス(株) | 取締役 |
(株)キビテク | 社外取締役 |
CPFusion(株) | 社外取締役 |
慶應義塾大学 | 経済学部 卒業 |
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米国シカゴ大学 | 経営大学院(MBA)修了 |
1991 年 日本開発銀行(現:(株)日本政策投資銀行)入行し、本店都市開発部、福岡支店(現:九州支店)、本店審査部、本店人事部、米国経営大学院派遣留学、本店国際部(シンガポール駐在含む)を経て、本店企業戦略部課長として8 年間に渡り、同行初のM&Aアドバイザリー部門の立ち上げと事業化を主導する。
2006 年 モルガン・スタンレー証券(株)に入社し、エグゼクティブディレクターとして、不動産証券化ローンを出口とするコーポレート向けMBO ファイナンスの責任者を務める。
2008 年 監査法人トーマツに入社し、フィナンシャルアドバイザリーサービス部門(デロイトトーマツフィナンシャルアドバイザリー(株))のパートナーとして、M&A アドバイザリービジネスの再構築を主導する。
2014 年 8 名のプロフェッショナルメンバーと共に、金融・不動産・オペレーションを統合した経営企画サービスの提供を企図し、オクトフォースグループを創立。
(株)オクトフォースマネジメント | 代表取締役 |
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明治大学大学院 | 法学研究科 博士前期課程 修了 |
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弁護士 |
1994 年弁護士登録し、企業法務(コーポレートガバナンス・コンプライアンス体制整備・労務管理・反社会的勢力対策・株式公開支援・社外役員等)、知的財産、事業承継、M&A、事業再生・事業再編等を中心に弁護士業務を展開する。
上場会社の役員として、日本管理センター(株)社外取締役(監査等委員)、(株)レッグス社外取締役、東京鐵鋼(株)社外取締役(監査等委員)、(株)PALTEK 監査役、(株)ケアサービス社外監査役を務める他、民間団体・官公署関係の役職として一般社団法人1.7GHz 移行推進協会監事、日本知的財産仲裁センター事業適合性判定業務判定人、東京都立産業技術研究センター利益相反委員会外部委員、学校法人の公益通報窓口、セクハラ・パワハラ調査委員会委員等を務める。
著書に、『社員とのトラブルを防ぐ人事労務の基本』(労働新聞社 監修)、『暴力団排除と企業対応の実務』(商事法務 監修)等
至高法律事務所(認定経営革新等支援機関) | 代表弁護士 |
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税理士法人みらいコンサルティング
代表社員社会保険労務士法人みらいコンサルティング
社会保険労務士標高世界第二位、世界最難関と呼ばれる山の名前を冠した研究所。
人財デザインとして企動力や人間力、更には企業内独創力や共創力を強化し、
One to one の実践力による企業価値の最大化を図る。
当社メンバーに加え、九州大学未来デザイン学センター長の清須美匡洋教授が参画している。
商号 | 株式会社シンク・アイホールディングス (ThinQ I Holdings, Inc.) |
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設立 | 2020年5月1日 | |
資本金 | 80百万円 | |
決算期 | 3月 | |
役員 | 代表取締役社長・CEO | 京谷 忠幸 |
取締役・CTO | 大坪 正人 (由紀ホールディングス株式会社 代表取締役社長) | |
取締役・CFO /CIO | 浜崎 義樹 | |
社外取締役 | 田中 彰 (株式会社オクトフォースマネジメント 代表取締役) | |
監査役 | 園部 洋士 (至高法律事務所 代表) | |
所在地 | 福岡本社 〒812-0011 福岡県福岡市博多区博多駅前4-3-3 博多八百治ビル2 階 |
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東京本社 〒103-0027 東京都中央区日本橋3-6-2 日本橋フロント1 階 |
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横浜ビジネスイノベーションオフィス 〒220-0011 神奈川県横浜市西区高島1-2-5 横濱ゲートタワー3階 |
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お問い合わせ | info@thinqihd.co.jp | |
主要取引金融機関 | 西日本シティ銀行、 三井住友銀行、 日本政策投資銀行 | |
株主 | 京谷 忠幸、 株式会社志承継機構 | |
事業内容 | ・経営財(経営人財・事業財・知財)のデザイン ・グループ全体の経営企画・管理・支援 ・ガバナンス、コンプライアンス(法令遵守)、内部統制、リスクマネジメントを統合し、 企業信用の創生支援 |
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従業員数 | グループ会社:800 名(2022 年3 月末現在) | |
参加団体等 | 一般社団法人ファクトリーサイエンティスト協会 (リンク先:https://www.factoryscientist.com/) |
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登録 | M&A支援機関登録 ・M&Aガイドライン(第3版)遵守宣言(PDFへリンク)) ・M&Aガイドライン(第3版)遵守事項(PDFへリンク)) |
2020.5.1 | 株式会社シンク・アイ ホールディングス設立 | |
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2022.3.7 | 由紀ホールディングス株式会社と経営統合に向けた資本提携 |